藤井寺市と柏原市は、大和川と石川の合流点を境にし、都市形態が類似した二市
の協調により、昭和45年12月、一部事務組合を設立し、昭和46年10月から学校
給食の共同調理を行っています。設立当初から今日まで、子どもたちに『喜んでも
らえる給食』『安心して食べてもらえる給食』をスローガンに職員一同、一丸とな
って取り組んできました。
近年では、給食の多様化に伴い、米飯給食の回数の増加や、リクエスト給食等を
実施することにより、夢のある楽しい学校給食の提供に鋭意努力しています。
日常給食におきましても、『適温給食』 いわゆる温かいものは温かく、冷たい
ものは冷たい状態で子どもたちに食べてもらえるよう、二重保温(保冷)食缶類の
買い替え、施設設備の改修を行いました。
年々施設の老朽化が進む中、ハサップ方式の調理概念に適すよう考慮し、また、
文部科学省の「学校給食衛生管理基準」に基づき、ドライ運用の一環として、平成
16年度より調理室内では長靴をシューズに切り替え、床をぬらさない調理作業を
実施しています。
平成18・19年度には、器具洗浄室を増築し、器具だけを洗浄する部屋と野菜等
の食品を洗浄する部屋に区分しました。これにより食品から器具、器具から食品へ
の相互汚染を防止し、より安全で安心、衛生的な調理作業となりました。
平成23年度からは、食育・食環境改善の一環として、昭和52年より使用して
おりましたステンレス製の食器から『温もりのある食器』としてPEN食器を導入し
子どもたちからも好評を得ています。
平成25年度には、検討を重ねてきた中学校給食の実現に向けて、現有施設の大
規模改修工事を行い、約4,000人分増加する給食に対応した機械・設備を導入し、
平成26年4月から中学校給食を全校一斉に実施しました。
学校給食は、食育の一環として、将来にわたり望ましい食生活を営んでいく力を
つけることや、食事を通して好ましい人間関係を育て、豊かな心をはぐくむという
教育的意義をも有するものです。
今後におきましても、子どもたちの学校生活に不可欠な給食をより一層望ましい
ものにしていくため、日々、努力していきます。
藤井寺市(小学校7校・中学校3校) | 柏原市(小学校9校・中学校6校) |
藤井寺小学校 | 柏原小学校 |
藤井寺南小学校 | 柏原東小学校 |
藤井寺西小学校 | 堅下小学校 |
藤井寺北小学校 | 堅上小学校 |
道明寺小学校 | 国分小学校 |
道明寺東小学校 | 玉手小学校 |
道明寺南小学校 | 堅下北小学校 |
藤井寺中学校 | 堅下南小学校 |
道明寺中学校 | 旭ヶ丘小学校 |
第三中学校 | 柏原中学校 |
堅上中学校 | |
国分中学校 | |
堅下北中学校 | |
堅下南中学校 | |
玉手中学校 |
令和7年4月1日現在
学級数 | 児童・生徒数 | 教職員数 | 給食数 | |||
藤井寺市 | 小学校 | 7 |
98 |
2,731 |
286 |
3,017 |
中学校 | 3 |
41 |
1,489 |
136 |
1.625 |
|
柏 原 市 | 小学校 | 9 |
105 | 2,818 |
283 |
3,101 |
中学校 | 6 |
47 |
1,399 |
164 |
1,563 |
|
合 計 | 25 | 291 | 8,437 | 869 | 9,306 |
令和7年4月1日現在
月 額 | 1食当りの額 | ごはん・パン | 牛 乳 | おかず | |
低学年 | 4,450円 | 275.00円 |
71.27円 | 73.86円 |
129.87円 |
中学年 | 4,550円 | 281.17円 |
77.26円 | 73.86円 |
130.05円 |
高学年 | 4,650円 | 287.35円 |
83.26円 | 73.86円 |
130.23円 |
中学校 | 5,150円 | 337.20円 | 94.99円 | 73.86円 | 168.35円 |
令和7年度
実 施 期 間 | 回 数 | 年間回数 | |
1学期 | 4月10日 〜 7月11日 | 64回 | 184回 |
2学期 | 9月2日 〜 12月19日 | 74回 | |
3学期 | 1月9日 〜 3月18日 | 46回 |
パン(週1.5回)
量 目 | 低学年 | 小麦粉 30g 他 副資材 | 焼き上がり 40g |
中学年 | 小麦粉 40g 他 副資材 | 焼き上がり 55g | |
高学年 | 小麦粉 50g 他 副資材 | 焼き上がり 70g | |
中学校 | 小麦粉 60g 他 副資材 | 焼き上がり 85g | |
種 類 | うずまきパン、コッペパン など |
米飯(週3.5回)
委託炊飯 週 3回 |
白ごはん (3回) | 滋賀県産ヒノヒカリ 100%(民間流通米) | ||
量 目 | 低学年 | 米 55g | 炊き上がり 125g | |
中学年 | 米 65g | 炊き上がり 145g | ||
高学年 | 米 75g | 炊き上がり 165g | ||
中学校 | 米 95g | 炊き上がり 210g | ||
給食センターでの炊き込みごはん 週 0.5回 |
牛 乳
内 容 | |||||
---|---|---|---|---|---|
品質 | 生乳 | 量目 | 200cc | 容器 | 紙パック |
文部科学省では、子どもたちの1日に必要な栄養量を100%とした場合の学校給食でとるべき学校給食摂取基準を定めています。
下表は、学校給食摂取基準です。
栄養価・・・文部科学省の栄養基準を充足させるようにしています
食品構成・・・色々な食品を組み合わせます。給食では15種類ほどの食品を使うように考えています
価格・・・安全で良質な食品を安価で購入し、給食費に過不足が生じないようにしています
調理・・・施設設備、作業時間、作業人数を考慮しています。できる限り手作りを心がけ、家庭的な調理ができるように考えています
嗜好・・・残菜を調査したり、献立委員会や給食主任会での意見を参考にしています
〜食材選定に当っての留意点〜
食品衛生法及び日本農林規格等関係法令に適合し、安全で良質な食品であること
産地、製造元及び食品の内容等の表示が公正であること
不必要な食品添加物は使用しないこと
遺伝子組み換えをしていないこと
BSE検査、微生物検査、理化学検査等で衛生、安全が確認されていること
食品の素材を生かし、うるおいのあるおいしい給食にするため、心をこめて調理しています
洋風献立には豚骨を使ってスープをとり、和風献立には削り節や昆布でだしをとっています
カレールウやホワイトルウは手作りし、本格的な味をめざしています
献立に合わせて食材料を1つ1つ包丁で切るなど、家庭の味に近づくようにしています